たかが花粉症、されど花粉症(2026年春・関東圏版)
2026年予測:関東は「数年に一度」の大量飛散に要警戒
2026年春の関東地方におけるスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、例年(過去10年平均)を大きく上回り、昨年(2025年)との比較では約1.5倍〜2倍に達すると予測されています。
昨年(2025年)の夏が記録的な猛暑となり、花粉の元となる雄花が非常に多く形成されたため、関東圏では過去5年の中でもトップクラスの飛散量になる見込みです。2月上旬には飛散が始まりますので、早めの対策が不可欠です。
・セルフチェックのポイント: 水のようなさらさらした鼻汁、鼻詰まり、連続するくしゃみ、目の痒みが主な症状であれば花粉症の可能性が高いです。一方で、粘り気のある鼻汁や黄色く濁った鼻汁の場合は、風邪や副鼻腔炎が疑われます。特に風邪の引き始め1〜2日は花粉症と区別がつかないほど似た症状のため、本当に花粉症かどうか医療機関で診断を受けることが重要です。
・確定診断は「血液検査」
最近は花粉症の有病率が急増し、ごく軽症のうちに受診される方が増えたため、鼻の粘膜を見る(視診)だけでは正確な診断が難しくなっています。
1. 血液検査: 血液中のスギやその他の抗原に対する「抗体量」を測定します。
2. 鼻汁検査: 鼻水の中に、アレルギー反応特有の「好酸球」が生じているかを確認します。
内科などで検査なしに処方を受けている方も多いですが、実は花粉症ではなかったというケースも見受けられます。
・薬の選び方:眠気と効果のバランス
花粉症の治療に使われる「抗ヒスタミン薬」は種類が多く、どれが自分に合うかの判断は重要です。現在は副作用(眠気、口の渇きなど)が少ない「第二世代」が主流ですが、薬によっては**「インペアード・パフォーマンス(脳機能の低下)」**を引き起こすものもあります。
これは、薬が脳に入り込み、集中力や判断力を低下させる状態です。以下に、主要な薬の特性をまとめました。
A:眠気の少なさ(脳内H1受容体占有率の低い)ランキング
1.アレグラ(フェキソフェナジン)
/ビラノア(ビラスチン)
2.デザレックス(デスロラタジン)
3クラリチン(ロラタジン)
4.アレジオン(エピナスチン)
5.ザイザル(レボセチリジン)
6.エバステル(エバスチン)
8.タリオン(ベポタスチン)
9.ジルテック(セチリジン)
10.ルパフィン(ルパタジン)
11.アレロック(オロパタジン)
B:症状(鼻汁)を抑える効果(抗ヒスタミン作用の強さ)の強さランキング
1.アレロック
2.ルパフィン
3.ザイザル、ジルテック
4.タリオン/ビラノア
5.エバステル
6.アレジオン
7.デザレックス
8.クラリチン
9. アレグラ
(※順位は条件や個人差もあり、変動します)
・あなたに最適な治療をご提案します
飛散量が多い2026年は、この「眠気の少なさ(A)」と「効果の強さ(B)」のバランスを、ライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
・受験生や運転業務の方: 脳への影響が最も少ない「アレグラ」や「ビラノア」などが第一選択となります。
•・鼻詰まりがひどい方: ロイコトリエン受容体拮抗薬や点鼻薬の併用が効果的です。
・妊婦・授乳中の方: 使用可能な薬がありますので、安心してご相談ください。
大量飛散が予測される関東の春。症状が重症化する前の「初期療法」が効果的です。1月下旬からの早めの受診をお勧めいたします。 |
医院長 金子 功
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