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金子クリニック：耳鼻咽喉科 |
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皆様からいただくよくあるご質問をまとめました。
ご来院の際の参考になさってください。 |
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耳鼻咽喉科はどんな病気を扱うのですか？ |
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| 主に、耳、鼻、のどですが、頭頚部外科でもありますので、首から頭まで、眼球と脳以外の疾患を扱います。ただし皮膚表面は、形成外科、皮膚科の領域です。あとは、めまいも内耳から来るものがありますので、扱います。 |
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耳垢だけ取りにいってもいいですか？ |
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乳幼児の場合、耳のあなも小さいですし、動いて耳垢をとるのは難しいと思います。
無理をせずに、耳垢がたまっている様でしたら、耳鼻科に連れていってください。 |
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なんで耳垢はたまるんですか？ |
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| 外耳道皮膚からの脱落表皮（垢）と耳垢腺からの分泌物の一緒になった物が耳にたまります。従って耳垢がたまるという事は、生きている証拠です。頻回や過度の耳掃除は外耳道炎や耳垢栓塞の原因になりますので、注意して下さい。 |
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急性中耳炎は何でなるんですか？水を入れた覚えがないのに、何で中耳にお水がたまるんですか？ |
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急性中耳炎はほとんどが、風邪などの上気道炎から耳管（耳とノドをつなぐ管）を通って細菌感染が起ることにより中耳炎を発症します。お風呂で水が入って中耳炎になることはほとんどありません。
急性中耳炎の場合は、細菌感染により中耳に膿がたまります。滲出性中耳炎の場合は耳管の機能が悪く中耳内と外気の気圧調節ができないため、中耳腔の粘膜から滲出液が出てきて水がたまります。 |
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中耳炎の治療で鼓膜切開はやった方がいいんですか、やらなくてもいいんですか？ |
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| 中耳に水（滲出液、膿）がたまっていれば、鼓膜切開の適応になります。しかし水の量が少なく、熱も痛みもない場合は、切開しないで様子をみることもあります。もちろん、親が鼓膜切開を拒否すれば切開はおこないませんが、鼓膜切開をやることのデメリットは少ないですので、主治医とよく相談をして決めてください。 |
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中耳炎の治療で鼓膜切開を勧められましたが、どうやってやるんですか？ |
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急性中耳炎の場合は鼓膜麻酔をやっても痛みはとれませんので、そのまま切開となります。
滲出性中耳炎や急性中耳炎で痛みがひいている場合は、鼓膜の麻酔をおこないます。耳のなかに麻酔液をいれて電極をつけて横になってもらいます。片耳麻酔するのに10分位かかります。麻酔は痛くないですし、麻酔が効けば切開も痛みがなくできます。切開は鼓膜を細長いメスで３〜５mm程度切ります。その後、吸引器で中耳腔の水を吸い取ります。鼓膜麻酔は、早い子で2才から、普通は３歳ぐらいからできます。 |
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鼓膜切開は、やるとクセにならないですか？ |
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中耳炎の治療は鼓膜切開をして治しても、切開をしないで治しても再発のし易さは同じです。
切開をしなくてはならないような子供は、中耳炎になりやすく、よく繰り返し中耳炎になるのでそんなウワサがお母さん方の間で広まったのだと思います。 |
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鼓膜切開をして、聞こえが悪くなりませんか？ |
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| 鼓膜を切開して、中耳にたまった水を取りますので、普通は聞こえが良くなります。鼓膜に穴がしばらく開いているので、この事による聴力の低下はわずかにありますが、水を除去した事による聴力の回復の方が大きいのです。切開した鼓膜はすぐに（３〜７日）ふさがりますので聞こえは悪くなりません。 |
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鼓膜切開は何回やっても大丈夫ですか？ |
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鼓膜切開は、何回でもくり返しやる子供もいます。１か月に２〜３回やる子もいます。何回もくり返しても支障はありませんが、たまに鼓膜が傷跡として少し厚くなったり硬くなったりする事があります。その場合、わずかですが聞こえが本人に気付かない程度低下する事があります。
また、まれに鼓膜が切開後にふさがらないで穴が残る事もあります。この場合、外来での簡易的な処置や手術でふさぐ事になります。 |
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子供がチクノウと言われたんですが治りますか、また将来手術が必要になるんでしょうか？ |
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チクノウというのは、正式には副鼻腔炎といいます。子供の場合この副鼻腔がまだ発育段階にあり鼻腔から独立した腔になっていない為、風邪の時に鼻炎から副鼻腔炎になり易いのです。子供の副鼻腔炎はほとんどが薬と鼻の処置で耳鼻科に通院すれば完治します。従って、将来手術が必要になるような子供は少ないと考えられます。
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