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新型コロナワクチンは今、打つべきか?
m-RNAワクチンが全世界で接種され、2年が経過しています。ここで、現時点でわかって来た事、起きている事を見直して、私自身、今後このワクチンと、どう向き合うかを検討いたしました。
m-RNAワクチンの
《有益事項》
1:ワクチンは、感染を予防する中和抗体を
有意に増やす。(液性免疫=中和抗体産生を誘導する。)
2:ワクチンは、T細胞(ヘルパー、キラー)の活性を誘導する。(細胞性免疫)
当初のm-RNAワクチンの感染予防効果は90%以上、重症化リスク軽減効果も期待出来る。予防効果はワクチンの中では最も優等生だと言えます。
《懸念事項》
1: ヒトではワクチン接種後2日目のリンパ球数が優位に減少している。この減少はエイズ(後天性免疫不全症候群)発症レベルに近づくレベル。
ただし、8日目には速やかに回復する。
2: m-RNAにより誘導生成されたスパイクタンパクが長期間(1ヶ月以上)体内に認められる事例が有る。(研究論文)
3: m-RNAの遺伝情報何が自分の遺伝子DNAに組み込まれないのか?
m-RNAからDNAに転写される事象は、逆転写酵素の無い人間には起こり得ないと言う説明が一般的な理解であり、厚生労働省のホームページでも解説されています。
しかしながら、試験管上では、ヒトの遺伝子において逆転写が起こるという研究結果があります。
4:スパイクタンパクに対する抗体がヒト組織抗原に対して交差反応を示した。
[考察]
1のワクチン接種後1〜7日までに起こるリンパ球の激減です。リンパ球球というのは白血球の一種でTリンパ球とBリンパ球球、NK細胞があります。T細胞、NK細胞は細胞性免疫、B細胞は液性免疫の主体となっています。リンパ球が究極的に減少して発症するのがエイズ(後天性免疫不全症候群)です。
ワクチン接種後1週間は、免疫力が急速に低下する事が想定されます。岸田総理は令和4年8月12日に4回目ワクチン接種後、20日より微熱、咳症状で発症し21日PCR検査で新型コロナの診断受けています。
潜伏期間はオミクロンで平均3日ですから、17日頃感染したと考えられます。
これはワクチン接種後5日目の事です。
コロナワクチン接種後1週間は、感染症や帯状疱疹など発症リスクが高くなるのではないかと懸念されます。
2に関しては、もしこれが事実で接種者のうちある一定数に、長期間スパイクタンパクが生成し続けている事例があるとしたら、免疫系の異常を引き起こす可能性が十分あると懸念されます。
3に関しては、結論から言えば、確かに
m-RNA情報がヒト体細胞のDNAに組み込まれる可能性は、低いというのは事実だと思います。
厚生労働省や多くの医師、研究者がヒトでは起こり得ないと主張し、説明しています。
しかし、試験管上のことではありますが、RNA→DNAの組み換えが起こる事を証明した論文があります。ヒトの遺伝子に存在するレトロエレメントの作用で、逆転写も起こり得る事という研究結果があり、さらに2021年には、コロナワクチンのm-RNAがヒトの肝臓の細胞のDNAに組み込まれた事が論文に発表されました。したがって、少なくとも、「遺伝子の組み込まれる事はあり得ない」という表現は現時点においては、訂正すべきと思われます。今後、コロナ感染後やワクチン接種後の後遺症、死亡例の体細胞組織をサンプルとした調査、研究が必要と考えらてます。
4:に関しては、ワクチン接種後のスパイクタンパクに対して生成された抗体が人の脳、肝臓、筋肉など55の組織抗原のうち25抗原に対して交差反応を起こしたという研究結果によります。交差反応とは、1種類の特定の抗原に対して作製した抗体が、類似した構造領域を持つ別の抗原も認識することです。
ワクチン接種によって大量に作られた中和抗体が、自分の体組織(脳、肝臓、腎臓、卵巣、筋肉など)に自己抗体として働き、障害を与える事が懸念されます。自己免疫疾患や膠原病の発症が心配されます。公式に言われている副反応、ワクチン接種後の若い人に多い心筋炎は、この機序による発症と思われます。
以上懸念事項は、私が3回目ワクチンを接種後に、分かった事項です。
従いまして、自分は4回目の追加ワクチン接種を今のところ見合わせています。
私は、ワクチン推進派でも反ワクチン派でもありません。ただ、現時点で自分が理解している範囲では、明らかにリスクがベネフィットを超えていると判断しています。
しかしながら、以上の懸念事項が、過剰な心配事であると、研究などにより明らかになれば、又、接種を検討する事になるかもしれません。ただ、中、長期的な人体に対する影響に不明な点が多い状況での接種は、今の所、控えようと考えています。
医学は常に進歩しています。昨日の常識が通用しない事象が確認されて来ています。
もどかしいのは、私もただの臨床医で、研究者でも科学者でもありません。そういう意味では、皆さんと知識の差はありません。
なので、この場で白黒ハッキリと言い切る事ができないのです。しかし、様々な信用に足りる情報、研究結果を踏まえて、このワクチン接種とどう向き合うか、改めて皆さん自身が考え、検討する時期に来ていると思います。
医院長 金子 功
研究論文や遺伝子治療の鑑定から意見を述べられています。
免疫機構の働きが解説してあります。
m-RNAワクチンについても、スパイク蛋白を凶悪犯の顔写真に例え、分かりやすく解説しています。
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